2017年10月7日土曜日

句会報 第26回

今回のテーマ 「難題句、問題句と向き合う」


広島県福山市での句会を終えたところではあるが、
気が付けばわたしは、ある運命的な問題句に出会う事になった。
今回は、自分自身が詠んだ句の中から極めて難解な物が発生した。
それはズバリ、「おこられて、ポカリスエット」という一句である。

・おこられて、ポカリスエット  造林鎌

はたしてこの一句?どんな心境で汲み取るのが正しいと言える代物なのか???
話を遡るに、ちょうど今から1年前くらいに「おこられMAP」なる一句が詠めて困惑した事があった。
それ以降、様々なおこられ俳句というジャンルの句が詠める事になった。

・常連客ならではのおこられ方
・セルフ店ならではのおこられ方
・おこられポイント
・おこられ頭
・おこられミサイル


どれもこれもひどい代物だが、おこられ続けた集大成として、遂に、

・おこられて、ポカリスエット

という新境地に至る事ができた。
ここで言う「ポカリスエット」とは、いかなる出来事を指している言葉なのだろうか?
もちろん、あの、かの有名なスポーツドリンクであると断言したいところなのだが、
そこは、なぜか、それだけだとは言えなくなる複雑な味わいがある。

おこられて、・・・・・慰めに清涼飲料水を飲んだということか?
おこられて、・・・ポカリスエットが急に欲しくなったということか?

おこられて、ポカリスエット。

おこられて・・・・、ポカリ

さて、ここで、視点を変えて、人間がおこっている時の俳句についても、振り返ってみよう。
憤慨俳句、というジャンルが存在する。

・カギをなくしては憤慨
・店で迷っては憤慨
・ポストが入れづらく憤慨


とてつもなく激しい人間のいかり。いかり。怒りまくっている。
そのあげくに、被害者がどのような心境になるのかというと?

・おこられて、ポカリスエット

なのだという、一説が誕生した。
この一句については、もちろん謎がまだまださらに浮上するところではあるが、
ほかにも、気になった問題句を色々と振り返ってみよう。

・禁おなら   造林鎌

半年前くらいに詠めた句なのだが、これもかなり難解な句であった。
禁酒禁煙は、健康のため、やむを得ない選択も人生に発生するのだろうが、
禁おならに関しては、むしろ、健康の為には、それを禁じないほうがよいという
なんとも難しい問題が発生してしまうのだ。

健康の為には、おならは禁じないほうがよい。
だが、人類は時として、禁おならという、苦渋の決断を強いられる事がある。
背水の陣ともいえる、自らを最もストイックな環境に陥れてしまう体制こそ、禁おならなのだ。
禁おならを徹底して行える人間は、尊大にして、ため続ける。
禁じれば禁じるほど、そのおならは、より、未来に向けて見えない力を発揮することになる。
ミサイルを禁じる事が国際問題になっている昨今ではあるが、それらも踏まえ、
おならを禁じるか禁じないかの国境をどこに設けるのかも、家族や友人と慎重に話し合っておくべきだと思う。

・あせも100%    造林鎌

つい一ヶ月前には、こんな問題句も詠めたのだが・・・、
いや、そろそろ自粛したほうがよさそうだ。

もちろん問題句であることには代わりないが、
そろそろ自粛しなけねば、色んな意味でまずい(おこられる)気がしたため、ここでお開きにする事にした。

おこられる前に・・・・、ポカリスエット。

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